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2017年8月 のコラム一覧
データで打球は掴めるか
ライト前ヒットを二塁ゴロに 一二塁間に野手を三人(時には四人)並べたり、右翼手の前に野手を配置するような大胆な守備シフト。シチュエーションに応じて忙しくシフトを組みかえる戦術はMLBでは珍しくないが、先日の楽天とソフトバンクの試合でもこれに似たシーンがあった。2死一塁からペゲーロが放った“ライト前”への強烈な打球を二塁手・川島慶三が捕球し、一塁へ転送してスリーアウト。川島が二塁手… 続きを読む
NPB捕手のフレーミング能力に迫る
捕手がボールをストライクに変える 最近、フレーミングなる言葉を目にしたり、耳にしたことはないだろうか。MLBではここ数年、捕手の守備力を評価する上で新機軸が登場している。それがフレーミングだ。本記事では、NPB版のフレーミング評価にトライしたい。 フレーミングとは、際どいゾーンの球を球審にストライクと判定させるスキルのことだ。捕球時にミットをわずかにずらしたり、体を寄せたりするこ… 続きを読む
甲子園の魔物 統計で捕獲!?
‐幽霊の 正体見たり 枯れ尾花‐ 夏の幽霊の正体の相場は、枯れ尾花である。恐怖心や疑いの気持ちがあると、何でもないフライやアウトひとつまでが恐ろしいものに見えるのではないか。甲子園の魔物も、どこかの湖の恐竜や未確認飛行物体などの属性に位置するかもしれない。 この一連の魔物論争に終止符を打つべく、我々は魔物と対峙する決意を固めた。 そもそも甲子園に潜む魔物とは、いったい何なのか。… 続きを読む
もしも清宮幸太郎の体格が“規格外”ではなかったら
“規格外”の体格を誇る清宮幸太郎 ・身長184cm、体重101kg、右投左打の一塁手・高校通算107本塁打、甲子園での最高成績は1年夏のベスト4・リトルリーグ時代に世界一を経験・父親は日本ラグビー界の名将・清宮克幸氏 約2年半の間、高校野球の話題の中心に居続けた早稲田実の清宮幸太郎。そのプロフィールを4行で書くとこのような感じだろうか。 リトルリーグで世界一になった東京北砂時代、すでに183cmの身… 続きを読む