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コラム COLUMN

オープン戦のデータから新人投手の投球スタイルを考察する

金沢 慧

新人投手を3つの指標で分析する

 4月6日は新人投手の門出の日となった。16時20分、楽天の高梨雄平が今季セパ新人の白星一番乗りを果たすと、その約1時間後にはロッテの佐々木千隼が初先発初勝利。高梨、佐々木はともにオープン戦から結果を残し、首脳陣の期待に応えている。

 佐々木はローテーションの都合により開幕一軍ではなかったものの、今年は12球団で15人(投手10人、野手5人)の新人が開幕一軍入りした。その中には、高梨のようにドラフト9位と下位指名ながらチャンスをつかんだ投手もいる。果たして彼らはキャンプ、オープン戦を経てどのように評価を高めたのか。データスタジアムで今年から全試合で収集を始めたオープン戦での詳細データをもとに、各投手の投球スタイルを探ってみる。

 1球ごとの投球結果から投手の能力を考える際、最も基本的なポイントを3つ挙げるならば下記となる。
・ストライクを取れる(ボール球を少なくする)
・バットに当たらない球を投げられる(スイングされても空振りを取れる)
・長打を打たれにくい(ゴロの打球を打たせやすい)
 今回はこの観点をもとにオープン戦の「ストライク率」「コンタクト率」「ゴロ率」、それに加えて「被打率」を主な指標として、各投手の現状と今後を占ってみたい。

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