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コラム COLUMN

外角一辺倒の配球はいけないのか

佐藤 優太

投球の基本はあくまで外角にある

 「無難に外角一辺倒」。現役時代に名捕手として名をはせた野村克也氏は、嶋基宏(楽天)の配球にたびたび苦言を呈している。もちろん、これは嶋が楽天監督時代のまな弟子だからこその辛口なエールだろうが、それにしても「捕手のリード」は今なお議論が尽きないテーマのひとつである。中でも、「外角一辺倒」で「強気に内角を攻めない」ことに対する指摘は、野村氏に限らず耳にする機会が多い。そこで、本稿ではこの配球の是非について検証していきたい。

 まず大前提として、投球の大半は外角に投じられるものである。これは、最近10年間のコース別投球割合を見ても明らかだ(表1)。もっとも、近年はボールの出し入れよりも、ボールそのものを動かしてゴロを打たせることに主眼を置いた投手が増えたこともあってか、外角への投球はやや減少傾向にある。とはいえ、その大勢が変わるような気配はなく、やはり配球の基本が外角であることに疑う余地はない。

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