TODAY'S HOT
  • 1990年4月30日 古田敦也(ヤクルト)が木田優夫からプロ初安打を記録。(vs.巨人)
  • 2000年4月30日 駒田徳広(横浜)が通算2000試合出場を達成。 (vs.広島)
  • 1952年4月30日 伊藤(本)-別当(三)-三宅(二)(毎日)がトリプルスチールを達成。 (vs.西鉄)
  • 2012年4月30日 山本昌(中日)が球団新の通算212勝を達成。 (vs.DeNA)
コラム COLUMN

坂本勇人の「脱・プルヒッター」は吉か、凶か

金沢 慧

引っ張り中心の打撃は卒業?

 5月10日の阪神戦、2打席連続で右方向への本塁打を放ち、お立ち台に上った巨人・坂本勇人。昨年は初の首位打者、ゴールデン・グラブ賞など4つの年間タイトルを獲得し、3月にはWBCに主力として出場するなど、名実ともに日本を代表する遊撃手となっている。

 近年、打撃面で特徴的なのは逆方向への打球が増えたことだろう。かつての坂本は内角をうまくさばく姿が印象的だったが、ここ2年は打撃スタイルが変化している。上の表にあるように、例年は長打の多くが左(レフト)方向に引っ張った打球だった。しかし、昨年から右(ライト)方向への打球が増えており、今年に至っては長打の半分が右方向となっている。もはや、坂本はプルヒッター(※右打者なら左方向へ、左打者なら右方向へ引っ張った打球の多い打者)ではない。

 それでは、どのようなスイングが打球方向の変化を生んでいるのだろうか。ここでは、タイミングによって打球方向が大きく変わる「ファウル」のデータを見てみたい。

――この記事の続きは「BASEBALL GATE」でご覧ください。