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コラム COLUMN

高卒ルーキーが目指すべき数字

小林 展久

高校生中心となった2017年ドラフト

 10月26日、プロ野球ドラフト会議がおこなわれ、育成枠を含めて114選手が指名された。最も注目を集めたのは、高校通算111本塁打を放った清宮幸太郎(早実高)。高校生では史上最多タイとなる7球団が競合した末、日本ハムが交渉権を獲得している。他にも夏の甲子園の大会本塁打記録を更新し、時の人となった中村奨成(広陵高)は2球団競合。安田尚憲(履正社高)、村上宗隆(九州学院高)がそれぞれ外れ1位で3球団競合しており、長打力のある高校生が話題をさらったドラフトといっても良いだろう。
 さまざまな目標を抱きプロの世界に飛び込んでくる若武者は、持ち味をいきなり発揮できるのだろうか。その参考とするため、過去の高卒ルーキー野手のデータを整理したい。

清原が打ち立てた金字塔

 ルーキーイヤーに華々しい活躍を見せた高卒選手といえば、やはり清原和博だろう。PL学園高の1年時から甲子園のスターとして名をはせた清原。その勢いはプロ入り後も止まらず、1年目の7月までに12本塁打、8月以降は53試合で19本塁打と打ちまくった。2リーグ制以降、一軍で30本塁打をクリアした高卒ルーキーは清原ただひとりだ。グラフにあるとおり、上位は1950年代の選手が大半で、2ケタ本塁打を記録した打者は93年の松井秀喜を最後に出てきていない。10位タイにランクインしている森友哉(西武)の6本が、21世紀では最多となっている。

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