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コラム COLUMN

難攻不落の守護神・増井浩俊 ~「GET!ファイターズ」での特集~

新井 雄太

 7/27に「GAORA SPORTS」で放送された番組「GET!ファイターズ」に、野球分析担当としてVTR出演しました。


 番組内では「守護神・増井浩俊」というテーマに基づいて、フォークの奪空振り率やストライクカウント別の被打率などのデータを紹介しました。今回は番組ではお届けしきれなかった情報も含めて補足的に紹介したいと思います。

投球のほとんどはストレート&フォーク!

 今季から本格的にクローザーを務める増井投手。ここまでリーグトップのセーブ数をマークし、防御率も0点台とまさに“難攻不落”と呼ぶにふさわしい活躍を見せています。
 そんな増井投手は、ストレートとフォークの2球種が投球全体の90%近くを占めています。その投球内容をさらに細かく見ていくと、相手打者を2ストライクへと追い込むまでは、ストレートを中心に投げています。そして、2ストライクに追い込んでからは決め球でもある、フォークの投球割合をグッと増やして一気に相手打者を仕留めにかかります。

決め球のフォークは威力抜群!

 追い込んでからの決め球に選択しているだけあって、フォークは格別の威力を誇っています。2011年にリリーフへと転向してからは常にNPB平均を上回る高い奪空振り率をマークしています。特に好調の今季は30%以上の確率で空振りを奪っており、この数字は球界全体でもトップクラスの数字になります。
 番組内でも私がコメントをしていますが、150キロを超えるストレートを警戒しながら、あれほど落差のあるフォークを捉えることがどれだけ難しいのか、ということがよく分かるデータではないかと思います。

かつてのエース・金村曉さんの決め球も…

 番組内では、ほかにもイニング先頭打者の被出塁率や、得点圏での被打率などのデータを紹介させていただきました。これらのデータを受けて岩本勉さん、金村曉さんの両解説者にたっぷりと解説していただいて、見ごたえ十分の内容になっています。
 さらに今回のコラムではスタジオ解説の金村さんのデータも特別にご紹介します。金村さんが自身初の2ケタ勝利を記録した2002年には、最大の武器であるフォークが高い奪空振り率を記録していました。番組内でも金村さん自身が語っていましたが、増井投手のようなコンビネーション型の投手と、金村さんのような多彩な球種を投げ分ける投手ではタイプがやや異なりますが、フォークが決め球という共通点は同じだと思います。投手にとって必殺の決め球があるかどうかは、シーズンの成績も大きく左右すると言っても過言ではないのかもしれません。

 ちなみに番組内ではデータコーナー以外でも、栗山英樹監督の独占インタビューや、今季大活躍中の中島卓也選手の特集など見どころ満載な楽しい番組になっています。
 日本ハムファン以外の方でも楽しめる番組だと思いますので、是非ご覧いただければと思います。

※文中、表中のデータは2015年7月27日現在