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コラム COLUMN

プロ野球80周年。歴代最年長ベストナインは!?

多田 周平

 プロ野球もシーズンオフに突入。26日には「NPB AWARDS」が開催され、各賞の表彰が行われました。
 さらに今年はプロ野球80周年企画として、「NPB80周年ベストナイン」も発表。かつての名選手たちにも再び注目が集まりました。今回はベストナインについてスポットを当てたいと思います。

初受賞が多かった今年のベストナイン

 まずは今年のベストナインから振り返ってみましょう。8年連続9回目の受賞となった阿部慎之助や、過去に三塁手で4度の受賞を果たした中村剛也といった常連組はもちろんですが、今回は初受賞の選手が多くいました。
 セ・リーグでは今季ブレークした山田哲人を筆頭に6人が初受賞。これは2003年に並ぶリーグ最多の数字でした。対するパ・リーグも、初受賞は金子千尋伊藤光のバッテリーを含む6人。昨季の7人には及びませんでしたが、両リーグ併せて12人は1954、85年に並ぶタイ記録。今季はフレッシュな顔ぶれがそろったベストナインとなりました。

年齢から見ても「フレッシュ」なのか?

 初受賞とはいえ、助っ人のゴメスや、プロ12年目の雄平についても「フレッシュ」と語ることに異論を唱える人もいるかもしれません。そこで今度は年齢にスポットを当ててみましょう。まずは過去10年の受賞者の平均年齢を見てみましょう(ここからの年齢はすべて各年度の11月1日で計算)。
 

 右の表を見ると、平均年齢が30歳前後に集中していることが分かります。セ・リーグでは2002年、パ・リーグでは00年が最も若く、両リーグとも04~08年あたりで平均年齢が30歳以上に。そして近年は再び若くなっているという傾向にあるようです。
 今季のパ・リーグは比較的若い部類といえそうですが、セ・リーグは昨季よりは若くなったといえるくらいで、「フレッシュ」とくくるのは難しいかもしれません。


 ここで気になるのは2004年のセ・リーグの32.5歳という年齢。ここからは「フレッシュ」ではなく「ベテラン」にも目を向けてみましょう。

アラフォーが奮闘した2004年

 各年度のベストナインの平均年齢を並べると、先述した2004年が最もベテランの布陣だったようです。受賞した10人(二塁手で荒木雅博とラロッカが同時受賞)のうち、半分の5人がいわゆる「アラフォー」と呼べる35歳以上。最も若い選手が27歳の荒木でした。

 上位5位までにパ・リーグが入ったのは1度だけ。守備の負担がなくなるDHを採用しているパ・リーグ。助っ人やベテラン選手が入ることが多いだけに、高齢化するのでは……とも考えられましたが、これは少々意外な結果でした。パ・リーグで唯一ランクインした1993年は、「アラフォー」は2人だけでしたが、8人が30歳以上。これは1940年に始まったベストナインの歴史でも唯一の珍事でした。

もしもこんな「ベテラン」ベストナインがあったら……

 最後に、各ポジション別の最年長受賞選手を挙げてみました。

 投手、遊撃手を除いて各ポジションに40代が並び、平均年齢39.3歳という高齢ベストナインが完成。野村克也や宮本慎也、門田博光といったベテランとして奮闘した選手はもちろん、本場MLBで48歳までプレーしたフランコも名を連ねています。さらに外野手は35歳でプロ入りした戸倉勝城や、引退年にこの成績を残した山本浩二、そして打率3割、100打点と圧倒的な活躍を見せた金本知憲と、若手にも引けをとらないメンバーでしょう。

 この中で異質だったのは、アラフォーが1人もいなかった遊撃手でしょう。最年長は33歳で3人が並びましたが、誕生日が早い広瀬哲朗が最年長に。遊撃手で30代の選手は延べ23人(遊撃手ベストナインの17%)。平均年齢は26.4歳とやはり最も若いポジションでした。打つことも求められるベストナインを獲得するには、ベテランにとって最もハードルが高いのかもしれません。


 今回は主に年齢という観点から過去のベストナインについて振り返ってみました。先日発表された「NPB80周年ベストナイン」は、“受賞回数”を元に11選手が選ばれましたが、“年長選手”でくくったこのパターンも面白いかもしれません。みなさんも自分なりのベストナインを選んでみてはどうでしょうか。