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  • 1990年4月19日 秋山幸二(西武)が通算200本塁打を達成。 (vs.ロッテ)
  • 2007年4月19日 古田敦也(ヤクルト)が通算2000試合出場を達成。 (vs.横浜)
  • 2012年4月19日 東出輝裕(広島)が通算250犠打を達成。 (vs.DeNA)
  • 2011年4月19日 丸佳浩(広島)がプロ初本塁打を記録。 (vs.横浜)
  • 1977年4月19日 斉藤明夫(大洋)がプロ初登板を記録。(vs.ヤクルト)
  • 1977年4月19日 松本匡史(巨人)がプロ初盗塁を記録。(vs.阪神)
コラム COLUMN

侍ジャパン経由、メジャー行きの選手は!? タイムリーdata vol.8

多田 周平

 8年ぶりに行われた日米野球も、20日の沖縄での親善試合で全日程を終えました。今回は、日本投手陣が第3戦で継投でのノーヒットノーランを達成。MLB選抜たちを圧倒する快挙などもあって、1990年以来となる勝ち越しを決めました。

10年前、日米野球を経て海を渡った選手たち


 右の表は10年前の日米野球に出場した選手をまとめたものです。8試合で3勝を挙げた2004年のメンバーには、上原岩隈松坂といった今季もメジャーでプレーした選手に加え、城島岩村なども海を渡っています。

 特に完投勝利を収めた松坂や、打率.440と打ちまくった岩村が活躍。この日米野球でのプレーが後のメジャー挑戦への確かな一歩となったのかもしれません。

後のメジャーリーガーたちの欠場が響いた!?


 次は8年前の日米野球、06年の出場メンバーに触れたいと思います。この中から海外移籍を果たした選手は04年に比べると少ないですが、今大会で凱旋(がいせん)した和田青木福盛などが海を渡っています。青木は打率こそ2割台前半でしたが、3盗塁に加えて本塁打を放つなど存在をアピールしています。

 この年はメンバーに選ばれていたダルビッシュ有がアジアシリーズ出場のため辞退したほか、藤川球児川﨑宗則福留孝介といったメンバーが、それぞれケガの治療に専念するため辞退。後にメジャーでプレーすることになる選手たちの離脱もあり、この年は1勝もできませんでした。

将来のメジャーリーガーは何人?


 さて、今回のメンバーに目を向けてみると、野手では大会のMVPに選ばれた柳田の活躍が目立ちました。さらにフィールディングはもちろん、3割を超える打率を残した菊池も攻守に躍動。また、投手では前田則本が無失点ピッチングの快投を見せました。中でも則本は5回をパーフェクトに抑える最高の内容。岩隈田中将大に続いて楽天のエースがMLBへ・・・ということが近い将来に起こっても不思議ではないでしょう。

 日米野球での経験が、移籍のきっかけとなる選手も少なくないはず。すでにメジャーへの移籍を視野に入れている金子や前田を始め、今回出場した28選手から何人が海を渡ることとなるのでしょうか。