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コラム COLUMN

交渉解禁!自由契約助っ人の行方は? タイムリーdata vol.71

伊丹 雄斗

 昨日12月2日にNPBから自由契約選手が公示されました。総勢130人が並ぶ中、今回取り上げるのは外国人選手です。

 次年度契約保留選手と同日に発表される自由契約。この公示を境に、外国人選手の移籍が続々と決まっていきます。昨年は自由契約公示から4日後の12月6日に、楽天がミコライオ、オリックスはバリントンブランコの獲得を発表しました。2012・13年は12月中旬に公式発表が集中しており、今年も今週末から再来週にかけてニュースが流れるでしょう。

 今回のコラムでは、15年に自由契約となった助っ人の中から動向に注目したい選手をピックアップします。
 なお、以下のデータや文章における「自由契約外国人選手」は、次年度契約保留選手と同日以降に公示があった選手が対象です。今年のオリックス・ヘルマン(10月9日に公示)や、2011年のヤクルト・ホワイトセル(11月21日に公示、同年オフにロッテへ移籍)などは含みません。

球団ごとに差が出た「自由契約外国人選手」に対する姿勢

 まずは、過去10年間の流れを振り返りましょう。右記の表は自由契約公示後、各球団が翌シーズンの開幕までに獲得した外国人選手の人数です。なお、楽天は西武を自由契約になったフェルナンデスを05年オフと11年オフに2度獲得しているので、延べ人数(2人)でカウントしました。

 最近10年間で最多の12選手が加入したのはオリックスです。さまざまなチームの外国人選手を補強しており、この10年間で中日と日本ハム以外の助っ人を獲得しました(なお、12年途中には11年オフに日本ハムを自由契約となったスケールズが入団)。
 そのオリックスに次ぐ9選手と契約を結んだのはDeNA。11年オフに来季から指揮官となるラミレスを獲得するなど、親会社がDeNAになった同年オフから毎年自由契約外国人選手を補強し続けています。

 一方で、オフ期間に他球団の助っ人を1人も獲得していないチームは3球団ありました。中日は04年オフに横浜からウッズを獲得したのが最後。以降はシーズン中の補強でも独自ルートを貫いています。そして、阪神は04年オフに広島からシーツを、広島は02年オフにヤクルト・ニューマンを補強したのが最後です(シーズン開幕後では阪神が09年途中に元西武・ブラゼル、広島は07年途中に元中日・アレックスを獲得)。広島は今季DeNAでプレーしたバルディリスを調査しているとの報道もありましたが、この時期では13年ぶりとなる「他球団助っ人の補強」は敢行されるでしょうか。

攻守で魅了する優良助っ人がそろう「内野陣」

 それでは、今オフの注目選手を見てみましょう。まず打者では内野手の3人を取り上げたいと思います。NPB通算打率.316のルナ、同93本塁打のバルディリス、15年パ・リーグのゴールデングラブ賞(二塁手部門)に輝いたクルーズです。

 今季のルナは一塁を54試合、三塁は81試合守りました。守備位置別OPSを見ると、両ポジションでほぼ同じ数字を残しています。
 この2ポジションともにNPB平均OPSを.050以上下回っているのがロッテです。今オフ期間のロッテは、正二塁手として活躍したクルーズとの交渉が決裂し、三塁手の今江敏晃はFAで退団が決まりました。報道によると、KBOのサムスンに所属しているヤマイコ・ナバーロを調査しているそうです。ナバーロは今季サムスンで二塁を126試合、遊撃を16試合守った内野手。過去にMLBでは三塁を守った実績こそありますが、補強ポイントはルナのように一・三塁を守る選手なのかもしれません。

 そのロッテを退団するクルーズは、本人が「遊撃や三塁の方が自信ある」と話をしたそうです。
 三塁と遊撃のOPSがともにNPB平均を.050下回っているのは楽天。三塁候補として今江敏晃の入団が決まりましたが、クルーズの獲得に乗り出す事も考えられます。
 また、クルーズの守備位置別OPSは二塁手としてリーグ平均を下回っていますが、昨季は二塁以外のOPSが.726(233打席)、今季は同.892(45打席)と、機会は少ないながらも好結果を残しました。本人の希望と補強ポイントがマッチするチームに入団が決まれば、バットにも好影響を与える可能性はあるでしょう。

 DeNAを退団したバルディリスは、先述のとおり広島が興味を示しているという報道がありました。その広島は、内野で最もOPSが低いポジションがサードで、補強ポイントの的を得ています。3日にはルナの獲得調査に乗り出すことも判明しましたが、いずれにせよサードが補強ポイントである事に変わりはありません。バルディリスは5年連続で規定打席をクリアしており、日本野球での経験値は他選手よりも豊富。今季は三塁手の攻撃力不足に悩んだチームも多く、他球団の動向にも注目が集まります。

ゲームメーク能力に優れた「先発投手」と好成績を残した「救援投手」

 次に、投手に触れたいと思います。
 先発ではスタンリッジの動向に注目です。スタンリッジは10年以降、毎年20試合以上に先発しNPB平均を上回るクオリティスタート(QS)率を記録しました。今季は60.9%と例年よりは低いですが、ゲームメーク能力には優れている投手。獲得すれば大きな戦力になるのではないでしょうか。

 リリーフの注目選手はヒースです。今季は防御率2.36をマークし、投手の制球力と奪三振能力を示すK/BBという指標は3.11と、いずれも自由契約外国人選手の中で際立つ数値をマークしています。ほかの項目を見ても、被打率は.238で与四球率も3.44と悪くない数字。救援陣に不安を抱えるチームは獲得を検討しても面白いでしょう。





 今回は5選手に着目しましたが、ロマンマートンなど、実績のある選手も多い今オフの自由契約選手。今後の展開を楽しみにしたいところです。