TODAY'S HOT
  • 2003年3月29日 永川勝浩(広島)がプロ初セーブを記録。(vs.ヤクルト)
  • 2008年3月29日 林昌勇(ヤクルト)がNPB初セーブを記録。(vs.巨人)
コラム COLUMN

ドラフトレビューコラム~ロッテ編~

Baseball LAB編集部

2位であの秀才右腕を指名!1年目からチャンスがあるか?

※ドラフト指名選手の詳細情報はこちら

 1位には投手の指名も予想されたが、早稲田大の内野手・中村奨吾を単独指名。走攻守3拍子そろう即戦力で、内野のレギュラーとして大きく期待される。2位には京都大の田中英祐を指名。同校出身初のプロ野球選手と話題が先行しているが、多彩な変化球と威力ある直球を武器としたピッチングで実力も十分。今季はリーグ最下位の防御率に終わった投手陣だっただけに、アピールする機会はありそうだ。

 3位以下には今夏の甲子園で活躍を見せた3選手を指名するなど、高校・大学から各ポジションで7選手を指名。今季のルーキーは6人中5人が一軍デビューを果たしただけに、1年目から活躍するチャンスは十分にあるだろう。

助っ人頼みだったチームの内野事情

(2014年内野手層:ロッテのデプスチャートより)

 2014年のロッテは苦しい内野事情だった。特に二塁は最多出場がクルーズの63試合。セカンドで、チーム試合数半分の72試合以上を守った選手がいなかったのは12球団でロッテだけだった。しかもクルーズは三塁、遊撃でも、今江敏晃鈴木大地に次ぐ出場試合数。まさに“助っ人”と呼べる活躍でチームを支えたわけだが、やはり根元俊一など生え抜き選手が台頭してこそのポジションだろう。

 そういった意味でも、ドラフト1位で指名された中村は1年目から出場するチャンスはありそうだ。中村は走攻守3拍子そろう即戦力で、伊東監督も「10年はレギュラーの心配がいらないと聞いている」と話すなど、期待値も高い。将来のレギュラーを目指すべく、まずは控えからでも内野争いに割って入り、存在をアピールしていきたいところだ。

※ロッテのデプスチャート(ポジション別の選手層)はこちら。ドラフトでやトレードや新外国人など、新戦力が入団した際、現状の戦力と比較するのに便利です。

ドラフト会議 TOP