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コラム COLUMN

今季はAクラス間違いなし!?中日に味方する「サヨナラ勝ち」の多さ タイムリーdata vol.33

多田 周平

球団最多タイの月間11勝!

 ナゴヤで強い中日が戻ってきました。4月23日のヤクルト戦に勝利し、今月だけでナゴヤドームでの14試合で11勝。同球場で月間11勝を挙げたのは、2004年8月、2010年8月に並び球団最多です。本拠地での強さは中日のお家芸ともいえ、ナゴヤドーム開場以来、負け越したシーズンはわずかに3度だけ。特にリーグ優勝した年は7割前後の高い勝率をマークしており、今季もそれにならうような圧倒的な勝率と、絶好のスタートを切っています。

サヨナラ勝ちの多さが、優勝に直結!

 特に今季の勝ち方で目立つのが「サヨナラ試合」の多さです。今季は球団初の3試合連続サヨナラ勝ちを決めるなど、ここまで5回も記録。過去の中日がリーグ優勝を飾った年のサヨナラ勝ちの数を調べると、リーグ優勝した9度のうち、実に4シーズンで10回以上も記録。2005~14年のNPB全チームの平均回数を調べてみると、年間で5.5回。しかし中日は最も少ない年でも1982年の5回と、その数の多さが分かるのではないでしょうか。

 ちなみにすでに達成した「サヨナラ勝ち5回」は、今季で42度目。過去41度の平均順位は2.6位で、Aクラスの確率は83%。データ通りにいけば3年ぶりのAクラスはもう間違いない、といっていいかもしれません。

劇的勝利が多いほど、優勝しやすいのか?

 そもそも、このような劇的な試合が多ければ、どのチームも優勝が多くなるのでは、と思うかもしれません。しかしこの傾向が当てはまるのは、中日だけのようです。

 各チームが優勝した年に、どれだけサヨナラ勝ちを記録していたかを見ると、平均回数が最も多かったのはやはり中日でした。DeNAも2番目に多い数字ですが、優勝はまだ2回だけとサンプル数が少なく、まだその傾向があるとはいい難いでしょう。

「サヨナラ勝ちの多さ=好成績」は、中日の専売特許!

 さらにサヨナラ勝ちが2ケタを数えたシーズンに注目してみても、中日の好成績が際立ちます。前述したように、中日は4度も優勝に結び付けており、複数回の優勝に結び付けているのは、他にソフトバンクだけです。中日を上回る2ケタ勝利6度を記録した阪神は、該当するシーズンでは優勝なし(2位2回、3位2回、最下位2回)。中日のように多くの劇的な一打が優勝に結び付くことはなかったようです。

 今月だけで早くも5度の劇的勝利を収めた中日。ちなみに2リーグ制以降、シーズンで最もサヨナラ勝ちを多く収めたのは、68年の巨人と、93年のヤクルトで14度(どちらもその年にリーグ優勝、日本一)。中日もこの数字を超えてくるでしょうか。多くのサヨナラ劇でリーグ優勝へと弾みをつけられるか、ナゴヤで強い中日の「サヨナラ」に今後も注目です。