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コラム COLUMN

「二打席連続満塁本塁打」に挑戦できる確率は? タイムリーdata vol.29

佐々木 浩哉

 センバツ高校野球の準決勝で大記録が生まれました。敦賀気比の松本哲幣選手が放った、二打席連続満塁本塁打です。1924年に始まる大会の歴史でも初めてのことで、強豪・大阪桐蔭を相手にした大舞台で金字塔を打ち立てました。2打席連続本塁打はプロ野球でも1度しか生まれていない大記録となっています。

 そもそも二打席連続で満塁の機会を得ること自体が極めて低い確率です。過去10年のプロ野球の打席データを見ると、二打席連続で満塁のチャンスを迎える頻度は100回満塁打席に立って3回程度。満塁の機会はそう訪れるものではないので、これだけでも達成の現実味が低い記録であることが分かります。

 満塁本塁打の次の打席に、満塁の機会が訪れる確率もおよそ3%程度。過去10年間でこの絶好のチャンスを得た打者は9人だけでした。本塁打を打つためのパンチ力が機会創出の前提となるため、1年に1回起きれば良い方、という頻度です。

 この一生モノといっても過言ではないチャンスを、最高の結果で飾ったのが二岡智宏でした。巨人時代の2006年4月30日、東京ドームで行われた中日戦で二打席連続グランドスラムを記録しました。この試合では他に2ラン本塁打を放っていて、盆と正月が一緒に来たような爆発ぶりでした。最後のチャレンジャーとなっているのは2011年6月28日の内藤雄太で、すでに3年以上が経過しています。

 甲子園の歴史に名を刻んだ松本哲幣選手は背番号17。第一打席の満塁本塁打が公式戦初アーチということです。歴史的なラッキーボーイの誕生が、福井県勢初の優勝に向けての吉兆となるでしょうか。